生まれて初めてコンピューターらしいものに触れたのが20歳くらいの頃だったかな。昭和57〜58年くらいにかけてだったと思います。それは職場にやってきました。
NECのワンボードマイコン「TK-85」でした。知らないでしょうね。当時45000円くらいだったかな。
これはコンピュータをこれから学ぼうとする人のためのトレーニングキットで、とてもこれが一家に一台とはならないような代物です。しかしこのTK-85の一つ前のTK-80という機種(昭和51〜2年頃)では当初NECは2000台程度の販売目標だったのに6万台以上の大ヒットを飛ばしていたのです。
■これが箱です↓ ■これが本体↓

当時パソコンが一般的になる前でしたがそのTK-80の大ヒットで「マイコン」って言葉が世間でひそひそ囁かれるような感じで浸透し始めてました。
そして私が手にしたこのTK-85ですが何ができるのかといいますと…
これだけでは何もできない…Orz
電源すらない。箱の中には本が1冊と保証書だけ。電源は別売なのです。
コンピューターとしての入力部はテンキーのような25個のキー。表示はセグメント8桁のみ。あと画像ではわかりにくいですが本体の左下にたくさんピンが出ていてここに線をつないで色々する。…色々(笑)
色々する前に勉強しないと色々できません。すべてプログラムを自分で入力して初めてこのマイコンが動作します。そのプログラムは自分で作ります。
というわけで使い始める前に16進数という変な数字を勉強します。そしてプログラム言語を勉強します。マシン語とか機械語と呼ばれる言語です。それが全て2桁の16進数で表されてます。実はこのキーボードは16進キーボードだったのです。
最終的にこれで大きなLEDでできた表示板に文字を表示させたりロボットアームを動かしたりとかしてコンピューターの何たるかを学んでいったのです。ちなみにその表示板もロボットアームも自作ですよ。
当時はパソコンなど持ってる人は周りに皆無で、ワープロがやっと一般的になりつつある時代でした。ワープロ使えたら神様扱いされましたから(笑)
そしてついにパソコンが…



